動脈硬化に対する再生医療SPINE REGENERATION

動脈硬化症が引き起こすさまざまな疾患

動脈硬化症が引き起こすさまざまな疾患
  1. 脳疾患
    脳の血管に動脈硬化が進み血流が低下すると、症状が出ないまま悪化していくことがあります。この段階では、脳MRIで白く枯れたような所見がみられ、いわゆる「隠れ脳梗塞」と呼ばれます。さらに進行すると、脳血栓や脳出血、脳萎縮を起こし、ふらつき、麻痺、歩行障害、言語障害、認知症などが現れ、最終的には寝たきりの大きな原因となります。
  2. 網膜出血
    眼底出血は、高血圧や動脈硬化をきっかけに起こり、重症化すると失明につながることがあります。そのため、数分で行える眼底検査による早期のチェックが重要です。
  3. 慢性腎障害
    腎血管の障害は腎機能を低下させ、慢性腎不全を引き起こします。
  4. 閉塞性動脈硬化症
    下肢の血管が詰まると、痛みやしびれが生じ、歩くとすぐに休みたくなる「間欠跛行(かんけつはこう)」と呼ばれる状態が起こります。
  5. 冠状動脈狭窄
    心臓の血管が詰まると、狭心症や心筋梗塞といった重い病気を引き起こします。心臓造影CT検査では、冠動脈の血管状態を正確に評価することができます。
  6. 大動脈解離
    胸部や腹部の血管が拡張したり解離を起こすと、強い痛みや意識消失を伴うことがあります。血管造影CT検査により、血管の状態を正確に診断することができます。

動脈硬化はプラークを形成して血管を破綻させる

動脈硬化はプラークを形成して血管を破綻させる

脂肪由来幹細胞の静脈点滴は動脈効果を改善する

脂肪由来幹細胞の静脈点滴は動脈効果を改善する

自己脂肪幹細胞自家iPS細胞抽出成分の点滴治療は、血管内にたまったプラーク内の泡沫細胞を減少させ、血栓を伴うプラークの縮小を促します。また、血管内皮細胞や平滑筋細胞の働きを助けることで、傷んだ血管壁の修復を支えます。

さらに血管内皮増殖因子を分泌し、新しい血管の形成を促すため、虚血部の血流改善が期待され、血管新生血管の再構築が進みます。点滴後2〜4週間で血中サイトカイン濃度が高まり、効果は通常6〜12か月持続します。

3回以上の反復投与により累積的な効果が期待され、従来は改善が難しかった血管のリモデリングにも、生理的な修復過程を促す作用があります。

脳を構成する蛋白質は鼻粘膜から最も吸収されやすい

脳を構成する蛋白質は鼻粘膜から最も吸収されやすい

血液脳関門
脳の血管は非常に密で、細菌や毒物など分子量の大きい物質通しにくい構造です。さらに血管外側には周皮細胞が密着し、脳への物質移行を強く 制限しています。一方、動脈硬化が進むと、脳に必要な各種タンパク質も脳実質へ届きにくくなります。分子量の小さい糖は脳へ移行しやすく、間食での糖補給は理にかなっています。アルコールも脳に入りやすく、代謝で生じるホルムアルデヒドが脳細胞に蓄積する可能性があります。

鼻粘膜の神経は脳実質に直結する
鼻粘膜には嗅神経三叉神経が分布し、脳へ直接つながる経路があるため、分子量の大きいiPS細胞抽出成分幹細胞培養上清液(タンパク質)も脳へ届きやすいとされています。脳萎縮や隠れ脳梗塞、認知症の初期には点鼻法が有効で、神経細胞の修復、タンパク質合成の促進、脳細胞の抗酸化作用、抗炎症・鎮痛作用が期待されます。警察犬がバッグ内の麻薬を嗅ぎ分けられるのも、この鼻粘膜から脳へ至る解剖学的特徴によるものです。

自己脂肪幹細胞は点滴では脳内に入りいにくい
自己培養幹細胞は直径が大きく、脳実質内には入りにくいとされています。しかし脳血管周囲に生着し、エクソソームRNAなどの情報分子が神経細胞に取り込まれることで、脳細胞死の抑制や新生血管の形成を促し、脳組織の保護と再生に寄与します。脳梗塞による片麻痺や脊髄障害などの中枢神経障害では、脊髄腔内注入や、幹細胞培養上清液・iPS細胞抽出成分点鼻法を併用することで、さらに高い効果が期待されます。